インネバンディ(英語でフロアーボール:Floor Ball)は、1968年にスウェーデンで室内スポーツとして考案され、全世界に広まりました。ソフトボール程度の大きさの穴の開いたプラスチックボールを、スティックでゴールに打ち込んで得点を競います。1チーム20人編成で、常時フロアにいるプレイヤーはキーパーを含む6人。通常、1ピリオド20分のゲームを3回行い、試合中選手の交代は自由です。アイスホッケーの原形ともいわれるインネバンディの試合は迫力満点です。
1986年には国際フロアーボール連盟(IFF)が設立され、日本は1994年に加盟しました。1996年からは隔年で男子の部、女子の部の世界選手権が行われています。2004年5月に開催された第5回男子フロアーボール世界選手権では、スウェーデンが6対4でチェコ共和国を下し、初回からの連続チャンピオンのタイトルを維持。その前年に開催された女子の部でもスウェーデンが優勝し、発祥の地の底力を見せ付けています。
2003年には、IFFが国際オリンピック委員会(IOC)に種目認定の申請を行いました。フロアーボールがオリンピックの正式種目となれば、スウェーデンに金メダルがもたらされるのは確実、と言えるでしょう。