Trendsコーナー初回は、スウェーデン出身のジャズ・ピアノ・トリオ「e.s.t.(Esbjörn Svensson
Trio、エスビョルン・スヴェンソン・トリオ)」をご紹介します。スウェーデン本国はもちろんのこと、世界各国で人気沸騰中のe.s.t.。2003年9月にリリースされた最新アルバム「セヴン・デイズ・オブ・フォーリング」は、世界各国のジャズチャートのみならずポップチャートにまでランクインしています。同アルバムは今年2月、スウェーデンのグラミー賞と同時に、海外へのスウェーデン音楽の普及に多大な貢献をした個人・団体に授与される「Music
Export Prize 2003」を受賞しました。さらに「BBC Jazz Award 2003」をはじめ、ヨーロッパの音楽賞を総なめにしています。
e.s.tは、1993年にピアニスト兼作曲家のエスビョルン・スヴェンソンをリーダーに、ベーシストのダン・ベルグルンド、ドラマーのマグヌス・オストロムによって結成されました。ほとんどの曲の作曲を担当するスヴェンソンのメロディアスなピアノをベースに、ベルグルンド、オストロムがアレンジを加え、近代的なサウンドエフェクトを積極的に取り入れた彼らの独創的な音楽は「伝統的なピアノ・トリオ・サウンドと、21世紀のダンスミュージックのグルーヴ感との見事なコラボレーション」(タイムズ誌)などと評され、ジャンルを超えてロックファンやポップスファンなど、幅広い層を魅了しています。2003年6月には「シナジーライブ
2003」で初来日を果たし、日本でも注目度急上昇中のe.s.t.。今年4月には単独来日公演も予定されています。