名称変更の理由は、旧名称のよい部分を残しつつ、世界的な知名度と認知度を向上させることにあります。また、ISAという略称は多くの組織によって使用されているため、混乱を招く恐れがあったことも理由の一つです。今後Invest Swedenは略称を使用せず、常にフルネームで表記されます。
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スウェーデン大使館投資部(Invest Sweden Japan)の新ロゴ披露会の様子(5月7日)
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Invest Swedenの名称とロゴは、5月中旬にストックホルムで開かれたパーティでプレ発表されました。会場にはスウェーデンの政府機関や各国大使館など、多方面から140人ものゲストが集まりました。国外向けには5月23日に中国の上海で、世界万博のスウェーデンデーに合わせて発表されました。およそ100人のゲストが上海中心部の黄浦江を運航するクルーズ船に乗り、2時間のクルージングで食事やドリンク、エンターテインメントを楽しみました。クルージングの最中、Invest Sweden長官のパーエリック・サンドルンド、Invest Swedenコミュニケーション・公務担当のロット・ハマー、中国支部代表のエディ・チェンの3人がスプレーで新しいロゴをペイントする余興に続けて、本物のロゴが披露されました。暖かみのあるチャコールグレーで新しさを表現したInvest Swedenの文字に、スウェーデン王国を表す3つの金の王冠が添えられたデザインです。
Invest Swedenにとってこのブランド発表パーティは、多忙な1週間のハイライトの一つでした。この間、Invest Swedenの首脳陣全員が上海に滞在し、万博訪問、複数のクライアントとの会合、集中的なスタッフミーティングやトレーニングセッションなどの日程をこなしました。
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Invest Swedenグループ
(写真提供 ロット・ハマー)
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Invest Sweden長官のパーエリック・サンドルンドは、5月23日の万博スウェーデンデーの祝典に参列する公式中国訪問団の一員でもあります。スウェーデン国王とマウド・オロフソン副首相が率いる王国訪問団に加えて、ボルボ、SSAB、アルファ・ラバルなど、国際的なスウェーデン大手企業のトップクラスの代表者からなる大規模なビジネス訪問団が随行しました。スウェーデンデーは、国王の式辞とスウェーデン音楽の演奏によるオープニングセレモニーで始まりました。訪問団はその後プライベートガイドの案内で中国や中国企業のパビリオンを楽しみ、夕方にはスウェーデン館にて国王を迎えた祝宴が開催されました。
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スウェーデン・中国ビジネス円卓会議の様子
(写真提供 ロット・ハマー)
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Invest Swedenにとってもう一つのハイライトは、民間企業でCEOや会長を務めるエグゼクティブが両国から10名ずつ参加したスウェーデン・中国ビジネス円卓会議でした。スウェーデン国王とマウド・オロフソン副首相の臨席の下、Invest Sweden中国支部代表のエディ・チェンが進行役を務め、2国間の国際投資やビジネスなど幅広い分野について協議し、大きな成果を収めました。会議後に開かれた記者会見には、CCTVや中国日報などの大手ビジネスメディアをはじめ、多数の中国メディアから記者が集まりました。
週の終わりには、スウェーデン・中国間のビジネス関係に焦点を当てた運営会議とトレーニングセッションが集中して開かれました。Invest Sweden首脳陣一行は、帰国前に組まれた上海金融地区を巡るツアーで、上海環球金融中心の100階にある展望台を見学しました。世界一の高さにあるこの展望台からは、足元の薄いガラス越しに492メートル下の地面が見え、歩くと空中を散歩しているような感覚に陥ります。この空中散歩はまさに、Invest Swedenの中国訪問記の締めくくりに相応しい光景でした。スウェーデンとのビジネスの可能性は、中国であれ、他の新興国であれ、空のように無限大なのです。

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