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スウェーデン、12年ぶりの政権交代

新スウェーデン首相
フレドリック・ラインフェルト氏

【略歴】
1965年、スウェーデン・セーデルマンランド生まれ。
90年、ストックホルム大学経済学部卒業。
91年、26歳でスウェーデン議会総選挙に穏健党から立候補し、初当選。
92〜95年、穏健党青年連盟議長。
95〜97年、欧州における保守政党の国際青年組織である欧州民主主義青年委員会(DEMYC)議長を務める。
市議会議員のフィリッパ夫人と3人の子供と共に、ウプサラ在住。  
2006.09.26

先ごろ開催された日本の総裁選は、大方の予想通りの結果となりましたが、ほぼ同時期に開催されたスウェーデンの総選挙では、実に12年ぶりとなる政権交代劇が繰り広げられました。新首相には、穏健党党首のフレドリック・ラインフェルト氏が就任。スウェーデン史上最も若い、41歳の首相となります。


ヨーラン・パーション前首相

スウェーデン議会(定数349、任期4年)の総選挙は、17日の投開票の結果、フレドリック・ラインフェルト党首率いる穏健党を中心とする中道右派の4党連合(穏健、中央、自由、キリスト教民主)が僅差で与党の社会民主労働党を中心とする中道左派に勝利。これに伴い、10年間にわたり政権を率いた社民党党首、ヨーラン・パーション首相の内閣は、18日に総辞職しました。また、パーション首相は来年3月に社民党党首を辞職する意向を表明しています。

得票率は、中道右派の4党連合が48.1%、社民党に左翼、緑各党を加えた中道左派陣営の46.2%を上回りました。投票率は80.4%で、2002年に行われた前回の総選挙から1.3%上昇しました。

今回の選挙では、穏健派を中心とした4党が「アライアンス」と称して連合を組み、共通マニフェスト(政策綱領)を初めて実現。4党党首が揃って全国を行脚し、テレビに出演するなどして国民の関心を引きました。ラインフェルト氏自らも「チームワークの勝利」と、コメント。穏健党単独でも、1928年以来最高の26.1%の得票率を記録しました。一方、与党の社民党は、在任10年に及んだパーション首相への飽きもあり、得票率は1914年以来最低の35.2%にとどまりました。

スウェーデンの有力経済紙ダーゲンズ・インダストリは、今回の選挙結果を「スウェーデン経済を成長に導いたにもかかわらずパーション首相率いる社民党政権が敗北したのは、好調な経済を雇用創出につなげることができなかったため」としています。

10月に発足する新政権では、若年失業者を中心とした雇用問題に優先的に取り組む方針です。また、企業への規制緩和、公共部門における負債の削減、主に中低所得者層への減税など、経済の活性化にも注力していきます。

ラインフェルト氏は、国民の合意を前提に北大西洋条約機構(NATO)への加盟にも前向きな姿勢を示しています。EUにも、より積極的に参加したい意向ですが、2003年の国民投票で否決されたユーロの導入については、今後4年間国民投票を実施する予定はないとしています。

■2006年スウェーデン総選挙結果(得票率)
【中道右派】
穏健党 26.1%
中央党 7.9%
自由党 7.5%
キリスト教民主党 6.6%

【中道左派】
社会民主労働党 35.2%
左翼党 5.8%
緑党 5.2%
   
その他 5.7%

 



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