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スウェーデン
− バルト海地域の集中物流に最高の立地
24時間以内に配送可能なバルト海地域
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> http://www.isa.se/
2002.12.16
スウェーデンから12時間以内に到達できる範囲には、北欧の全主要都市とポーランド・ドイツの沿岸地域が入り、24時間圏内にはロシア西部とバルト三国も含まれます。空路を使えば、これらの地域の主要仕向地にはすべて2時間以内で到達可能です。
空路で2時間以内に到達可能な全主要仕向地
近代的なインフラと
流通のネットワーク

運輸・IT関連のインフラに多額の投資を行なってきた結果、スウェーデンの物流能力は極めて高く、バルト海地域・欧州北部への輸送は常に迅速で便数が多くしかもタイムリーです。道路ネットワークの水準は高く、高速道路は主要な物流センターを連結。道路と鉄道による輸送は、運航頻度の高いフェリー輸送と14都市をカバーする広域港湾ネットワークが補完します。航路の長短を問わず海運にとってイェテボリ港はバルト海地域の玄関となっています。空の輸送については、定期貨物便が8カ所の国際空港から発着。なかでもイェーテボリ・ランドヴェッター空港(Goteborg-LandvetterAirport)はバルト海地域における空の玄関として、大陸を結ぶ大型専用貨物便に利用されています。週に500便ほどが発着するストックホルムは主要仕向地への定期直行便数で地域最多を誇ります。

高度な物流技術と行きわたるサービス
業種・国籍ともに多様な産業界からの要求に鍛えられ、スウェーデンの物流セクターは欧州屈指の実力を身につけました。スウェーデンではメーカーが早い時期にグローバル化を達成したため、効率がよく高度な輸送・通信システムが求められました。その流通ネットワークは、多数の通運業者と包括的物流業務請負業者(3PL)から構成されます。

物流業者は、最先端の通信・インターネット技術や、広く普及したIT・EDI(電子データ交換)をフルに活用。顧客のサプライチェーンに沿ったジャスト・イン・タイムな配送とモノ・情報の切れ目なき流れを実現しています。ほとんどの物流業者は国際ネットワークの一部で、バルト海地域全体で配送活動を行っています。多国籍物流企業のスウェーデン法人が地域全体の活動を取りまとめているケースも多く、SchenkerとDanzasがその好例です。

「高い技術を持った労働力や優れたインフラ、輸出指向の経済が魅力的なスウェーデンには外国からの投資が今後も続くでしょう。もともと便利だった欧州北部・東部との輸送はさらに便利になりつつあり、これも投資判断の好材料になっています。」
(The Economist Intelligence Unit発行 "World Investment Prospects 2002" より)

スウェーデンが物流ネットワークのIT化を牽引
物流活動において情報技術が果たす役割はますます大きくなり、サプライヤーや顧客、物流業者、銀行などの間の情報交換に透明性が求められるようになりました。今日、スウェーデンのバイヤーとサプライヤーは、情報・資金・モノの流れを完全に統合するソリューションの最先端を走っています。

アストラゼネカやアトラスコプコ、エレクトロラックス、エリクソン、SKF、サーブ、スカニア、ボルボといった先進的なバイヤーは物流ソリューションにおいてもITの先進的な活用に取り組んでいます。サプライチェーンマネジメント用のソリューションやソフトウェアを供給するスウェーデン企業の育成に各社とも協力しており、インテンシアやIFS、WM-data、IBS、IMIなどがソフトウェア大手に成長しています。

多数の比較研究で、スウェーデンは物流ネットワークの中心地として理想的な選択肢であるとされています。スウェーデンは欧州で最も成熟したe-ビジネス市場であり、一昨年、昨年に続き2002年にも世界で最も進んだIT国家に選ばれました。

コスト面でも競争力
北欧諸国の労働コストは西欧諸国の一部と基本的に同じか、それ以下になっています。コンサルティング会社のAT Kearneyが荷主に対して行った調査では、北欧諸国・バルト海地域に荷を送る際に有利な位置にある国としてスウェーデンが総合第一位に選ばれています。コスト水準や物流技術、サービス力が特に高い評価を得た項目でした。

「バルト海地域の全主要仕向地との配送が24時間確実に行えるのはスウェーデンだけです。12時間以内で到達できる範囲にしても、スウェーデンを中心とした場合が最大となっています。」
(AT Kearney報告書 "Assessment of Sweden as a logistics base for serving the Baltic Sea region, 2001" より)

高い技能を持つ人材が豊富
スウェーデンの大学では統合物流システムのコンセプトに関して先進的な研究が行われており、研究成果の活用に積極的なスウェーデン企業の関心を集めています。三つの大学が物流に関する学術研究の中心で、それぞれ得意分野を持ち、互いに補完し合う関係にあります。リンショーピン大学は事業計画システムと物流、イェテボリのシャルマース工科大学は輸送とサプライチェーンマネジメント、ルンド大学は包装技術をそれぞれ得意分野としています。

学部レベルの物流教育は20カ所を上回る大学で行われています。スウェーデンでは約1400人の修士と約1050人の学士が毎年新たに誕生し、物流分野における優秀な人材が継続的に確保されています。ブルーカラー層についても、コンピュータの操作に長けており、高い語学力を有するのが普通です。

バルト海地域全体との緊密な関係
スウェーデンはバルト海地域・欧州北部において戦略的に重要な位置を占め、政治・文化・商業面で近隣諸国と長期的な関係を築くことで繁栄してきました。この地域は相互文化交流・交易の歴史を共有しており、今日でもスウェーデンの貿易全体に占める域内貿易の割合は40パーセントにも及びます。また、スウェーデン人口の10パーセント近くは他のバルト海地域国の出身です。ラトビア・エストニア・リトアニアの750社ほどはスウェーデンから全体または部分的に出資を受けた企業であり、スウェーデンは東西交流の場にもなっています。



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