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「おもてなし」をキーワードに
アスクルがスウェーデンデザインを採用

オフィスライフ・クリエーション VCCU
ビジネスリーダー 高瀬康秀さん


オフィスライフ・クリエーション VCC
ビジネスリーダー 宮木健之さん

> アスクル株式会社

2005.06.15
オフィス用品のデリバリーサービスで知られるアスクルのカタログが、最近がらっと変わったことにお気づきでしょうか?「おもてなし」をキーワードに、オフィスでお客さまを迎える場を演出するスタイリッシュな商品の取り扱いを開始したのです。このようなニーズを満たす商品開発のパートナーとして、アスクルはスウェーデンデザイナーを起用しました。アスクル株式会社オフィスライフ・クリエーション バリュー・クリエーション・センター(VCC)Uのビジネスリーダー、高瀬康秀さんと、同VCCビジネスリーダー、宮木健之さんにお話を伺いました。

−バリュー・クリエーション・センター(VCC)について教えてください

宮木:VCC(Value Creation Center)の役割は、文字通りアスクルの新しい価値を創造していくことです。今回のスウェーデンデザイナーとのコラボレーションはその一例で、国内外の新しい情報や価値の発見を通じて、アスクルの新しい商品・サービスの開発に繋げていくことが期待されています。

−具体的に、どのような価値の創造を目指しているのでしょうか?

宮木:これまで、私たちはいかに安く商品を提供できるかに注力してきましたが、購買動向分析やアンケートなどの調査によれば、お客さまは必ずしもアスクルに安い商品だけを求めているわけではないようです。当社のお客さまは、オフィスのみでなく、美容院やカーディーラーのようにショールームを持つ方もいらっしゃいます。しかし、このようなお客さまの「センスの良いものを」というニーズにお応え出来る商品がアスクルには不足していました。そこで、私たちは、もう一度お客さまの「仕事の場」を見つめ直し、お客さまの、お客さまに対する「おもてなし」をテーマに、玄関や応接室などでもご使用いただけるスタイリッシュで洗練された商品のラインナップを大幅に拡充することにしました。

−スウェーデンに注目したきっかけは?

高瀬:スウェーデンスタイル東京の発起人である、元大使夫人のご紹介がきっかけです。その後、昨年10月に初めてスウェーデンを訪れ、多くのデザイナーと会いました。いま、国内のデザイナーと仕事をする中でも、スウェーデンはひとつのキーワードとなっています。もちろん、最近の北欧ブームの影響もあります。

−現在、どのようなスウェーデンデザイナーとコラボレーションされていますか?

高瀬:アスクルオリジナル商品では、エントランスや待合室を演出するインテリア用品をデザインしたエヴァ・シュリッツ、紙コップやファイルをデザインしたニーナ・ヨブス。さらに、デザインハウスストックホルムとはコラボレーションブランド「proffs(プロフス)」を立ち上げました。ニーナとのコラボレーションはスウェーデンでも話題になっているようで、よく取材を受けるそうですよ。
アスクルオリジナル商品
エヴァ・シュリッツデザインの傘立て
アスクルカタログ2005年春夏号
表紙はニーナ・ヨブスデザインの紙コップ
アスクルオリジナル商品
ニーナ・ヨブスデザインのA4ファイル

−スカンディフォルムの家具も新たな取り扱い製品ですが、評判はいかがでしょうか?

カンディフォルムのチェア

宮木:認知度が少しずつ上がってきており、非常に好評です。価格やデザイン性で他の家具との差別化できていると思います。通常、スウェーデン家具は受注生産が基本ですが、「明日お届けする」というアスクルの基本は崩せないため、物流センターに在庫を持っています。家具はオフィスの印象に大きく関係しますので、商品選びはお客さまの立場に立って慎重に行っています。今のところ、スカンディフォルムの既存ラインナップを取り扱っていますが、いずれはオリジナル商品も開発していきたいですね。

−実際にスウェーデンデザイナーとコラボレーションした感想は?

高瀬:初の海外デザイナーとのコラボレーションでしたので、スタートした時はどうなるか分からず不安でした。しかも、昨年の11月から海外のデザイナーとのコンタクトを開始し、今年3月のカタログに間に合わせなければならなかった。時間的な余裕がなく大変でしたが、思いのほかスムーズに行きましたね。とにかく、彼らの独創性には驚かされました。日本人の感覚では考えつかないような素晴らしいデザインがたくさん提案されました。中には、デザイン性が高いものの現行の生産設備では対応できず、今回は商品化を断念したものも多くあります。また、スウェーデン人は日本人に近い感覚を持っていて、真面目で紳士的。私たちの考えをすぐに理解してくれる柔軟性もあり、一緒に仕事をしていてとても楽しいですよ。

−最後に、今後の抱負をお聞かせください

高瀬:現在、契約しているスウェーデンデザイナーは4名のみですが、私たちの「おもてなし」の精神を理解してくれる、より多くのスウェーデンデザイナーと仕事をしていきたいですね。そして、彼らのホスピタリティも、アスクルのカタログを通して日本のお客さまにどんどんご紹介していきたいと思います。
(文中敬称略)




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